四国八十八ヶ所スケッチ・第7番札所・十楽寺

四国八十八ヶ所スケッチ・第7番札所・十楽寺
徳島県阿波市土成町
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古代中国を彷彿とする山門あり

まるで竜宮城のような朱塗りの鐘楼門が特徴。
中門の先に広がる境内には見事な老松が生い茂り、その中に建つ本堂が風格のある佇まいを醸し出している。
この十楽寺の名は、人間の持つ8つの苦しみを逃れて極楽浄土の10の楽しみを得られるようにとの願いが込められている。
本尊の阿弥陀如来坐像は弘法大師の作と伝わる名作。

国宝スケッチ・奈良法隆寺・大宝蔵院・夢違観音立像

国宝スケッチ・奈良法隆寺・大宝蔵院・夢違観音(ゆめたがいかんのん)立像

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​悪い夢を見た時に、良い夢に変えてくれる、観音さまだそうです。

悪夢を見た人はぜひ夢違観音さまにお願いしてみましょう。
法隆寺の大宝蔵院に安置されている観音菩薩立像で、国宝。

銅製鍍金で像高87cm、内部は空洞。白鳳時代の代表作の一つ。

posted by アーイジジ at 08:28Comment(0)彫刻像

国宝スケッチ・京都安祥寺・木造五智如来坐像のうち大日如来

国宝スケッチ・京都安祥寺・木造五智如来坐像のうち大日如来
国宝指定2019年
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五智如来は安祥寺の多宝塔に安置されていたが、明治39年に多宝塔が焼失、五智如来はその直前に京都国立博物館に寄託されて難を逃れた。
現在も京都国立博物館1階に安置されている。五智如来は五仏あり、この大日如来が大きく158cm、他に4体あってどれも100cmちょっとで、木造の上に乾漆を盛っている。

posted by アーイジジ at 04:46Comment(0)彫刻像

国宝スケッチ・京都東寺・大威特明王騎牛像木造


国宝スケッチ・京都東寺・大威特明王騎牛像木造(だいいとくみょうおうきぎゅうぞう)

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2019年に、上野の東京国立博物館の特別展で展示された。騎馬ならぬ騎牛です。

平安時代 12世紀
銅造 鋳造 鍍金

うずくまる水牛の背に座る、六臂六足(ろっぴろくそく=顔が6つ、腕が6本)の大威特明王像。
六面は(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚、霊感)を表し、六手は六波羅蜜業(布施、特戒、忍辱、禅定、精進、般若)を成し遂げたことを表し、六足は人々が迷う六道を清めるとされるそうです。
水牛に乗っているのは、水牛が田んぼの泥水の中を歩き回るように、あらゆる障害を乗り越えて進んでいくことを表しているそうです。
posted by アーイジジ at 09:13Comment(0)彫刻像

仏像スケッチ・京都大報音寺・准詆観音菩薩立像

仏像スケッチ・京都大報音寺・准詆(じゅんでい)観音菩薩立像

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京都大報音寺・六観音菩薩像のうち、「准詆観音菩薩立像」

六観音とは、真言宗では聖(しょう)、千手(せんじゅ)、馬頭(ばとう)、十一面(じゅういちめん)、准胝(じゅんでい)、如意輪(にょいりん)の観音をいう。
この准胝観音はの像高は175.7cm、年代は鎌倉時代(貞応3年、1224)
優しくも、キリッとした目をしています。
posted by アーイジジ at 08:57Comment(0)日記

国宝スケッチ・京都東寺・帝釈天騎象像(仏像界のイケメン)


国宝スケッチ・京都東寺・帝釈天騎象像(仏像界のイケメン)
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2019年に、上野の東京国立博物館の特別展で展示された。
弘法大師空海が、真言宗の根本道場とした京都東寺の寺宝を紹介した特別展「国宝、東寺ー空海と仏像曼茶羅」が、上野で2019年3月に開催されました。私も見に行きました。
この中で人気の高かったのが「帝釈天騎象像」で、写真撮影もOKでした。写真撮影OKはこの象に乗ったイケメン像だけではなかったかな?理由はわかりませんが。まさに曼茶羅の世界は独特な雰囲気に包まれていました。
甲(よろい)を着用し、武器の金剛杵(こんごうしょ)を手にして象に乗る姿は仏像界のイケメンで、フィギュアやTシャツとかもあったとのことでした。
posted by アーイジジ at 08:48Comment(0)彫刻像

国宝スケッチ・奈良興福寺・阿修羅像

国宝スケッチ・奈良興福寺・阿修羅像

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【国宝・阿修羅像(あしゅらぞう)】

みずみずしくも憂いのある美少年

年代 奈良時代
所在 興福寺、国宝館
像高 153.4cm

日本国内の国宝の仏像の15%もが興福寺にあるという、まさに国宝の宝庫。その大半が国宝・五重塔の向かいにある国宝館に安置されていて、20体以上の国宝仏像を拝観できる。
中でも最も知名度が高く人気のある仏像が、阿修羅像。三面六臂(顔が3つ、腕が6本)の少年の仏像。
3つの顔は美しく、それぞれ微妙に表情が違い、少年期、思春期、青年期の顔とされている。
スタイルも抜群でゆうに8頭身はあるのでは。

なお、毎日新聞の5月21日の記事に、上野の東京国立博物館で10月から特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」として、10月18日〜12月11日開催され、第一部は東京国立博物館が所蔵する国宝を会期中に全て見せる史上初の試みとなるそうです。その他、国宝刀剣や金剛力士像も見ることができるそうです。





posted by アーイジジ at 06:55Comment(0)彫刻像

彫刻スケッチ・埼玉県春日部市・小渕観音院・仁王門の仁王像

彫刻スケッチ・埼玉県春日部市・小渕観音院・仁王門の仁王像
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イボとり観音として知られる小渕観音院には、7体の円空仏が伝えられていて、中でも聖観音像は高さ196cmあり、蔵王権現像は全国でも唯一の作という。これら7体は現在は埼玉県立歴史と民族の博物館に寄託されていて、不定期で公開されている。(県指定有形文化財)

小渕観音院の仁王門には、金剛力士像が阿吽像の2体立っていて、かなり痛みが目立つも、堂々たる見事な体躯で見下ろし、世間を睨みつけています。奈良東大寺にも見劣りしない立派な彫りの仁王像です。
posted by アーイジジ at 05:08Comment(0)彫刻像

彫刻スケッチ・奈良唐招提寺・木造伝ニ天王立像(国宝)

彫刻スケッチ・奈良唐招提寺・木造伝ニ天王立像(国宝)
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国の文化審議会の答申で、奈良市の唐招提寺の重要文化財だった木彫群5件が統合して、2019年に国宝に昇格した。

同じく重要文化財だったキトラ古墳壁画(奈良県明日香村)も国宝に昇格した。

統合された唐招提寺の木彫群は、『木造薬師如来立像』『木造伝衆宝王菩薩立像』『木造伝獅子吼(でんししく)菩薩立像』『木造伝大自在王菩薩立像』と『木造伝二天王立像』で、いずれも奈良時代の作。

肥満し下半身が長く大きい姿などに、中国・盛唐後期(8世紀前半)の様式があり、寺を開いた鑑真と共に来日した中国の職人が制作に関わった可能性が高く、「日本の木彫像の長い歴史の起点となる作例」と評価されたそうです。
posted by アーイジジ at 09:52Comment(0)彫刻像

国宝スケッチ・京都・東寺・持国天立像

国宝スケッチ・京都・東寺・持国天立像
木造彩色、高さ約1.8m 国宝(平安時代 839年)

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古代インド神話における方位の四天王のうち、東方の守護神。
持国天の梵語名は、「国土を支えるもの」との意味を持つことから「持国天」と呼ばれる。
宝髻(ほうけい)を結い、天冠台(てんかんだい)を被っている。この像は空海が意図的に、左手には剣、口は喝を入れているように開き、憤怒の表情で邪気を踏みつけている。
posted by アーイジジ at 09:23Comment(0)彫刻像