空海(弘法大師)は、四国八十八ヶ所霊場のほかに、番外霊場として20の寺院を、四国別格二十霊場として創設されたもので、合計すると百八となり、人間の百八煩悩と同じになることから「煩悩を滅するもよし」と参拝するようになった。
別格7番札所・金山出石寺は愛媛県大洲市にあり、山号は金山(きんざん)で、金山出石寺と呼ばれ、標高812mの出石山の山の上にある。徒歩では麓から登って拝んで下りてくるには1日仕事。車では、道幅の狭い山道を延々と上っていく。境内に入るとそこからまた長い階段が続き、易々と参拝できないが、それだけ参拝の感銘はひとしおでしょう。