生きものスケッチ・ヤドカリの仲間・タラバガニ
タラバガニはカニの名がついているが、カニではなくヤドカリの仲間。
外見的には、ハサミを含めると脚の数は8本で、最後尾の脚は細く小さく甲羅の中に隠れていてエラなどの掃除をするなど、こっそりと活躍している。大型になるものは深海に生息するのが多い。国内では他にハナサキガニアブラガニ、イバラガニモドキなど。
「カニの王様」といわれるほど美味しく、タラの漁場で獲れるから「鱈場蟹」と名付けられたそうですが、国産のタラバガニは北海道の稚内でわずかに獲れるだけで、ほとんどロシア産という。