円空仏スケッチ・奈良県吉野郡天川村・栃尾観音堂・聖観音菩薩立像(137cm)

円空仏スケッチ・奈良県吉野郡天川村・栃尾観音堂・聖観音菩薩立像(137cm)

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円空が延宝3年(1675)、栃尾の集落の小さな祠にこもって彫ったといわれる、聖観音菩薩立像(137cm)、大弁財天女立像(85.7cm)、金剛童子立像(84.3cm)、護法神像(49.7cm)の4体を安置する観音堂。いずれも杉材が用いられ、円空が法隆寺に住んでいた1670~1671年頃に刻んだものとされている。顔の真ん中の大きなひび割れが長い年月を感じさせ、描いていて気持ちいい。これぞ円空仏の代表作。
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荒子観音寺・円空仏

名古屋市にある荒子観音寺の円空仏

円空仏の公開日は、毎月第2土曜日13時〜16時に本坊で拝観できます。また、この日に円空仏を自分で彫る体験教室が行われます。

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荒子観音には、1250体以上の円空仏が保存されている。よそへ移された11体を合わせると、1266体と国内トップの円空仏がこの荒子観音にはあったことになるそうです。

円空仏は「円空彫り、一木造り」と言い、一本の木から仏像を作っているのが特徴。

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円空仏スケッチ・名古屋市荒子観音・木っ端仏群(74体)

円空仏スケッチ・名古屋市荒子観音・木っ端仏群(74体)

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荒子観音は円空仏の寺として有名です。

国内に現存する円空仏は5000体以上、そのうちの約1/4が荒子観音にあるという。この寺の仁王門にある仁王像は3mを超える。
また荒子観音には1000体を超える円空仏のほとんどが木っ端仏と呼ばれる数cmの小さな木片に彫られた仏像で、ズラリと棚に並べられている。
この木片は、解体した寺などから発生した廃材を使ったものだという。
どんなに小さくても良いので、円空が彫ったノミ跡が残るもの1体欲しいものです。

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四国八十八ヶ所スケッチ・第一番札所・霊山寺・仁王門仁王像


四国八十八ヶ所スケッチ・第一番札所・霊山寺・仁王門仁王像

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弘法大師が42歳の時に、自身と人々の災いを除くために、歩いた道を修行の道場としたのが始まりとされるお遍路。
八十八の煩悩が除かれ、八十八のご利益・功徳が得られるという。
そんなお遍路の第一番札所が霊山寺、四国の東北の角、鳴門を発心点としたといわれる。
ここでお遍路に必要な道具を揃えたら、駐車場のすぐ横にある「発心門」をくぐります。この門をくぐれば四国遍路のの第一歩を歩み出します。発心門をくぐると、霊山寺の門前に出ます。風格のある仁王門で、キリッとした顔立ちの仁王さんが立っていて、その前にはお遍路マネキンが置かれています。山門をくぐる時は、門前で合掌、一礼で入ると、四国遍路の1200キロが始まります。
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四国八十八ヶ所スケッチ・第67番札所・大興寺

四国八十八ヶ所スケッチ・第67番札所・大興寺
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(四国霊場で最大と言われている木造金剛力士像)

香川県三豊市にある真言宗善通寺派の寺院。
弘仁13年(822)、弘法大師空海が建立したのが始まりとされているが、草創は奈良時代とも。
戦国時代に兵火に焼け、慶長年間(1600年頃)に再建された。
弘法大師がこの寺で修行中に植えられたクスやカヤも、県の自然記念物・保存木に指定されている。

仁王門には、木造金剛力士の阿吽像で2体とも3.14mあり、檜材寄せ木造で彩色されている。鎌倉期の秀作とされる扁額には中央に大きく「大興寺」と彫られ、裏面には平安期3蹟の1人藤原経朝によって書かれた陰刻もあります。


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国宝スケッチ・奈良法隆寺・大宝蔵院・夢違観音立像

国宝スケッチ・奈良法隆寺・大宝蔵院・夢違観音(ゆめたがいかんのん)立像

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​悪い夢を見た時に、良い夢に変えてくれる、観音さまだそうです。

悪夢を見た人はぜひ夢違観音さまにお願いしてみましょう。
法隆寺の大宝蔵院に安置されている観音菩薩立像で、国宝。

銅製鍍金で像高87cm、内部は空洞。白鳳時代の代表作の一つ。

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国宝スケッチ・京都安祥寺・木造五智如来坐像のうち大日如来

国宝スケッチ・京都安祥寺・木造五智如来坐像のうち大日如来
国宝指定2019年
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五智如来は安祥寺の多宝塔に安置されていたが、明治39年に多宝塔が焼失、五智如来はその直前に京都国立博物館に寄託されて難を逃れた。
現在も京都国立博物館1階に安置されている。五智如来は五仏あり、この大日如来が大きく158cm、他に4体あってどれも100cmちょっとで、木造の上に乾漆を盛っている。

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国宝スケッチ・京都東寺・大威特明王騎牛像木造


国宝スケッチ・京都東寺・大威特明王騎牛像木造(だいいとくみょうおうきぎゅうぞう)

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2019年に、上野の東京国立博物館の特別展で展示された。騎馬ならぬ騎牛です。

平安時代 12世紀
銅造 鋳造 鍍金

うずくまる水牛の背に座る、六臂六足(ろっぴろくそく=顔が6つ、腕が6本)の大威特明王像。
六面は(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚、霊感)を表し、六手は六波羅蜜業(布施、特戒、忍辱、禅定、精進、般若)を成し遂げたことを表し、六足は人々が迷う六道を清めるとされるそうです。
水牛に乗っているのは、水牛が田んぼの泥水の中を歩き回るように、あらゆる障害を乗り越えて進んでいくことを表しているそうです。
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国宝スケッチ・京都東寺・帝釈天騎象像(仏像界のイケメン)


国宝スケッチ・京都東寺・帝釈天騎象像(仏像界のイケメン)
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2019年に、上野の東京国立博物館の特別展で展示された。
弘法大師空海が、真言宗の根本道場とした京都東寺の寺宝を紹介した特別展「国宝、東寺ー空海と仏像曼茶羅」が、上野で2019年3月に開催されました。私も見に行きました。
この中で人気の高かったのが「帝釈天騎象像」で、写真撮影もOKでした。写真撮影OKはこの象に乗ったイケメン像だけではなかったかな?理由はわかりませんが。まさに曼茶羅の世界は独特な雰囲気に包まれていました。
甲(よろい)を着用し、武器の金剛杵(こんごうしょ)を手にして象に乗る姿は仏像界のイケメンで、フィギュアやTシャツとかもあったとのことでした。
posted by アーイジジ at 08:48Comment(0)彫刻像

国宝スケッチ・奈良興福寺・阿修羅像

国宝スケッチ・奈良興福寺・阿修羅像

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【国宝・阿修羅像(あしゅらぞう)】

みずみずしくも憂いのある美少年

年代 奈良時代
所在 興福寺、国宝館
像高 153.4cm

日本国内の国宝の仏像の15%もが興福寺にあるという、まさに国宝の宝庫。その大半が国宝・五重塔の向かいにある国宝館に安置されていて、20体以上の国宝仏像を拝観できる。
中でも最も知名度が高く人気のある仏像が、阿修羅像。三面六臂(顔が3つ、腕が6本)の少年の仏像。
3つの顔は美しく、それぞれ微妙に表情が違い、少年期、思春期、青年期の顔とされている。
スタイルも抜群でゆうに8頭身はあるのでは。

なお、毎日新聞の5月21日の記事に、上野の東京国立博物館で10月から特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」として、10月18日〜12月11日開催され、第一部は東京国立博物館が所蔵する国宝を会期中に全て見せる史上初の試みとなるそうです。その他、国宝刀剣や金剛力士像も見ることができるそうです。





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