徳島県にある国指定重要文化財・田中家住宅主屋

徳島県にある国指定重要文化財・田中家住宅主屋

徳島県名西郡石井町藍畑字高畑705

国指定重要文化財 1976年

3F59FC9E-6D96-4DA8-A2A3-0802CB2AB3E6.jpg
     (田中家住宅 主屋)

田中家は代々藍商を営み、南北50m、東西40mの広大な屋敷地に主屋をはじめ藍納屋、藍寝床、番屋などの藍製造の際に使用される建物が並ぶ。

藍商の風格ある建物で、近世の藍商の姿を知るうえで建造物と一体をなすものとして貴重であるとして指定された。

0D92A021-8AEE-4CB4-9AAF-87DB61C0F8D3.jpg
      (味噌部屋、北藍寝床、南藍寝床など)
     
日本遺産『藍のふるさと 阿波』に構成される国指定重要文化財の藍商屋敷と、その枯山水庭園。見学は要予約。

江戸時代末期に建てられた主屋をはじめ、表門、番屋、味噌部屋、北藍寝床、南藍寝床などが国指定重要文化財になっている。

現在も個人住宅となるため事前予約が必要。田中家は江戸初期、寛永年間から続く藍商人。

この地は昔から吉野川が氾濫すると洪水が起こっていた所で、稲作が困難である一方、その土壌が藍の栽培に適していた。現在の建物は1854年(安政年間)から30年かけて建造されたもので、そんな洪水対策として阿波の青石で高い石垣を築いて建っている。さらに主屋の茅葺きは、いざという時ボートになるように設計されているか。
posted by アーイジジ at 05:27Comment(0)建造物

今は見られない港区芝浦3丁目の10階建ビル

今は見られない港区芝浦3丁目の10階建ビル

C7EFF89D-B4FF-41F0-8B9E-469BE690F1D4.jpg

築40年以上になってたでしょうか、港区芝浦の10階建のビルとその横の平べったい建物が跡形もなく解体されて、跡地は駐車場となっていましたが、その後どうなったでしょうか?以後見ていませんが、新しいビルが建ったと聞いたように思います。
日本中いたる所で古い建物が解体され、あっという間に新築され、古き良き時代の建造物が壊されていくのも寂しいものです。飛騨高山や白川郷のような古いものを残すってことも見直されるべきではないでしょうか。


posted by アーイジジ at 05:23Comment(0)建造物

明治の建物スケッチ・横浜市開港記念会館

明治の建物スケッチ・横浜市開港記念会館

81A3A3DA-5C19-465C-BC24-E12D51512F24.jpg

横浜市開港記念会館は、老朽化に伴う保存改修工事のたま令和6年3月まで休館中です。
でも、VRによるバーチャルツアーや、YouTube でボランティアガイドによるガイドツアーがあるようです。

横浜の開港50周年を記念して、市民の寄付金などにより建設され、大正6年(1917)に竣工。赤れんがと白い花崗岩の時計塔が特徴で、建物は国の重要文化財に指定されていて、中区の公会堂として利用されている。“ジャック”の愛称で親しまれ、2017年に100周年を迎えた。
posted by アーイジジ at 05:23Comment(0)建造物

寺院スケッチ・奈良東大寺・大仏殿

寺院スケッチ・奈良東大寺・大仏殿

045F3141-216D-4261-AC9D-B01EFC4139B1.jpg

正式には東大寺金堂。1181年と1567年の戦火で2度焼失し、現在の建物は1709年(宝永6年)に落慶したもので、国宝に指定されている。
正面の幅57.5m、奥行き50.5m、高さ49.1mだが、幅は創建当時の3分の2になっているという。
大仏さまは、正しくは盧舎那(るしゃな)仏といい、その意味は、知恵と慈悲の光明をあまねく照らしだしている仏ということ。

posted by アーイジジ at 05:20Comment(0)建造物

教会スケッチ・長崎平戸・カトリック田平教会・蝉の日和見

教会スケッチ・長崎平戸・カトリック田平教会・蝉の日和見

83B4CF4F-5138-438D-8A72-68C3F4890581.jpg

国の重要文化財に2003年に指定されている、有名建築の田平教会聖堂。
教会は、平戸瀬戸を見下ろす高台に建っている。司祭館や門柱、石段、石垣などが残り、周囲には墓地や畑が広がっている。
堂々とした煉瓦造りで、竣工は大正7年(1918)、煉瓦の洋風建築に和風の瓦屋根を載せてた独特の意匠が特徴的。結果、重厚な煉瓦積みに負けない、堂々とした屋根となっている。
posted by アーイジジ at 05:31Comment(0)建造物

明治の建物スケッチ・同志社大学礼拝堂(チャペル)

明治の建物スケッチ・同志社大学礼拝堂(チャペル)
京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町
施工 1886年

C89A4994-A248-43B9-A9F4-91C6F3F2579A.jpg

同志社大学は新島襄が創設。

プロテスタントのチャペルでは日本に現存する最古のレンガ造りのチャペル、国の重要文化財に指定されている。
草創期の同志社で学んだ徳冨蘆花は、美しいステンドグラスの光に魅せられ、小説「黒い眼と茶色の目」のなかで「『五色の光線』が降る」と形容した。



posted by アーイジジ at 05:32Comment(0)建造物

国内スケッチ・さいたまスーパーアリーナ

国内スケッチ・さいたまスーパーアリーナ
3F3A95E2-3891-4097-BEB8-187B66459F46.jpg

さいたま新都心駅で下車、けやき並木ではフリーマーケットなどが催される。。
さいたまスーパーアリーナは、埼玉県の所有で、第三セクターの株式会社さいたまアリーナが管理運営。
スポーツイベント、コンサート、見本市などの用途に対応、国内最大級の多目的アリーナ。
大晦日興行と呼ばれる総合格闘技のビッグマッチが組まれたこともあって、後楽園ホールと並ぶ「格闘技の聖地」とも。

posted by アーイジジ at 04:19Comment(0)建造物

国内スケッチ・島根県出雲・日御碕灯台

国内スケッチ・島根県出雲・日御碕(ひのみさき)灯台
B3825B6A-B0F3-4169-8158-0C59DE820044.jpg

紺碧の海に映える白亜の灯台

島根半島の最西端にそびえる「出雲日御碕灯台」。
明治36年(1903)に設置された。
海面から灯台の灯火までは63.3m、地面から塔頂までの塔高が43.6mあり、石造灯台として日本一の高さを誇る。

真っ白な外壁は、松江市三保関町で切り出された硬質の石材、内壁はレンガ造り。
光度は48万カンデラで、夜間は約40km沖合まで達し、100年を超えた今なお現役で海の安全を守っている。

1998年(平成10年)  「世界の歴史的灯台百選」
2013年(平成25年)   「国の登録有形文化財」
2022年(令和4年)      「国指定重要文化財」

今年、令和4年に文化庁により国の重要文化財に指定されました。
日本遺産「日が沈む聖地出雲」の構成文化財の中でも中核的存在。
建築技術がすぐれ、歴史的価値が高いことが評価された。

天気の良い日に展望デッキから日本海の大パノラマをぜひ見に行きましょう。
日没の夕日を眺めることができます。
posted by アーイジジ at 05:26Comment(0)建造物

古民家スケッチ・埼玉県吉見町、茅葺きの養蚕農家

古民家スケッチ・埼玉県吉見町・茅葺きの養蚕農家

DA474E38-CE37-4ACE-8776-752DACCF5D63.jpg

埼玉県吉見町は、知る人ぞ知る、吉見百穴(よしみひゃっけつ)で有名な町。
埼玉県比企郡吉見町にある、古墳時代後期、6〜7世紀ごろの築造の横穴墓群の遺跡で、219基が残っている。
大正12年(1923)に国の史跡に指定されている。

この辺りには、旧渋沢邸や、特に江戸時代の国学者塙保己一の生家など、入母屋造り茅葺きで、北武蔵地方の典型的な養蚕農家があります。

posted by アーイジジ at 05:07Comment(0)建造物

国内建造物スケッチ・青森三内丸山遺跡と旧平山家住宅

国内建造物スケッチ・青森三内丸山遺跡と旧平山家住宅

D58297EF-AB15-4176-AF2A-BEB283F6CDE0.jpg
 (三内丸山遺跡)
青森市にあり、特別史跡指定が2000年11月、紀元前3000年前後、集落には竪穴住居、掘立柱建物、膨大な量の土器や石器、2000点を超える土偶など出土。

AE12E04D-5382-4E77-94D2-C08EE42A988F.jpg
(旧平山家住宅)
青森県五所川原市、昭和53年(1978)重要文化財に指定、五所川原市の代表的な文化財。
平山家は肝入役を務め、代官所の手代、奉行、郷士なども務めた。建築年代は、平山日記によって、1766年の地震で被害を受け、1769年主屋を再建された。主屋は桁行17間で約33m、梁間6間で約10.5m、寄棟造(玄関部切妻造)茅葺住宅、馬小屋7室あり。
厳しい津軽地方の風雪に耐えて250年、上層農家の規模や形式をそのまま伝えている。
8年ほど前にたまたま見学することができました。別宅もあり、見事な欄間が印象的で、雪見窓に工夫を凝らしてありました。
posted by アーイジジ at 09:30Comment(0)建造物